ガルバリウム鋼板(屋根・壁)の再塗装は何年後に必要か?【HOUSE STUDY Vo.19】

永見工務店では、これから新築住宅を建てられる方やリフォームを考えられている方に、一生涯安心して過ごせる家造りをしていただく為の情報発信として「HOUSE STUDY」を掲載しています。

皆様のお役に少しでも立てれば幸いです!


今回のテーマは・・・

長く住む為のガルバリウム鋼板のメンテナンス<屋根、壁編>

念願の新築住宅をご検討される際、皆様は何を重視されますか?

外観?間取り?設備機器?

どれもこだわりたい部分ですが、永見工務店が創業以来掲げているテーマの一つが「耐久性」です。
どれだけ素敵なデザインのお家を建てても、基礎となる構造体がしっかりしていないと、将来的に膨大なメンテナンス費が発生する可能性も…。

実際に過去の事例で、入居後20年で大幅な改修工事が必要となり、1000万円近くの修繕費が必要になった事例もあります。

そこで今回のSTUDY!
”ガルバリウム鋼板のメンテナンススケジュールを知ろう”です。

普段の生活ではじっくりと見る機会はなかなかありませんが、ガルバリウム鋼板について勉強しましょう!

ガルバリウム鋼板とは??
先ずはここからです。

アルミニウム、亜鉛メッキ鋼板(溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板)です。

近年加工性の良さから、一般住宅の屋根や壁に非常に多用されるようになりました。
特に屋根に関しては、様々な形に施工できたり、1/10勾配(非常に低勾配)でも施工可能なため
デザイン性を求める住宅に多用されています。

ガルバリウム鋼板を採用されるのはお好みで良いと思うのですが、
ガルバリウム鋼板は、ノーメンテナンスだと思い込んでおられる方が非常に多く、
実際に施工される建築会社はもう少し丁寧な説明が必要だと思います。

では、実際にメンテナンスは何をすることになるのでしょうか?
一般住宅のガルバリウム鋼板は素地鋼板に塗装を行うことにより耐久性を伸ばしています。

ガルバリウム鋼板の耐久性は再塗装により担保されます。
よって、できるだけ定期にメンテナンスをしていただくことが重要です。

よく使われる大手ガルバリウム鋼板メーカーの製品は、
塗装保証  15~10年
穴あき保証 25~10年
です。

大手メーカー、東海カラーの一例です。

このあたりから逆算すると、理想は10年毎。
現実として、15年毎ではないでしょうか?

家の大きさと、屋根・壁等の施工部位にもよりますが、

足場代含め、一回50~150万円程度はみておく必要があります。

ガルバリウム鋼板は、塗装の劣化をそのままにしておく、
又は飛来物等により傷がついた場合も、そのままにしておくと

「錆びます。」

大切な我が家です!
そのまま、放っておかないようにお願いいたします!!