集成材・合板・輸入木材 / 木材の流通(ウッドショック)について【HOUSE STUDY Vo.18】

永見工務店では、これから新築住宅を建てられる方やリフォームを考えられている方に、一生涯安心して過ごせる家造りをしていただく為の情報発信として「HOUSE STUDY」を掲載しています。

皆様のお役に少しでも立てれば幸いです!


今回のテーマは・・・

「輸入木材の流通事情」 を考えるです。

最近の住宅関連ニュースは「ウッドショック」で持ちきりですが、このウッドショックも交えて輸入木材と国産木材の流通事情を考えてみます。

元々我が国は木材の量が豊富です。
なのになぜこれが生かされないのか?
グローバル経済の一環だと言ってしまえばそれにつきるのですが、、、。

長い歴史の中で様々な要因が重なり合い、現在の「輸入木材に頼る」流れができあがってしまいました。
一つ簡単に言ってしまえば、国内の木材を生かし切れないのは、山林での伐採から市場への流通形成に関して、国策として海外勢に大きく後れを取ってしまったからだと思います。

ヨーロッパ勢、北米勢では、早くから木材伐採から市場への流通過程の一連の流れが確立しています。
要するに非常に合理的なのです。
イコール非常に安価な木材が輸入可能でした。(バブル期からの円の強さの影響もあると思います。)

我が国においては、山林の持ち主、伐採業者、流通市場、この流れが合理的でなく、それを解消しきれないまま現在に至り、かつ国産木材の付加価値利用の遅れが大きな要因だと思います。

現在のウッドショックに関しては輸入木材に頼りきっていた木材=集成材、合板。これが大きな打撃を受けています。

現在では、ほぼ全ての家で集成材または合板が使われていますので、建築会社は緊急事態なのです!

6月に入り米国市場での木材バブルがはじけ、木材価格の大暴落がありましたので、私的な考えでは近い将来落ち着くのではないかと思います。

ただ、投機筋として木材を捉えている方々は、この状況が継続することを望んでいますので、「今後もこの流れは続く」とコメントされる方が多いのは確かです。

ここで、永見工務店は国産木材100%!
それも 檜・地松100%の家造りです。従来から地松は取り扱いが難しく、一般住宅での使用は(扱える現場の職人がいないので)控えられていました。
この一般流通過程とは少し離れた木材が主体なので、一般的に言われている様な影響は受けておりません!

木材自体が入荷出来ず、着工できない!
合板が入らず着工時期が決まらない!!
木材価格の暴騰とともに家の木材価格も暴騰してしまいます!


当然、全く影響を受けていないわけではありませんが、
上記のようなことは起きておりませんので、ご安心ください!!

常に信念を持って取り組んできた、「檜・地松100%」 の家造り 「KAMIKI」 は
今後も変わることなく継続していきます!!