当社で使用する木材は「何も足さない、何もひかない」自然のままの乾燥木材です。桧、赤松、杉、タモ、楢、米松等。私たち大工が、この贅沢な無垢材料をふんだんに取り入れた、最上級の空間を創造します
「無垢の木の家」にこだわる理由
一生を過す大切な家。「木の家に住みたい」という人は多い。しかし、木を使ってはいるものの集成材や合板等の「木質系木材」が本当に求めている「木の家」なのでしょうか? 私たちは「無垢材」にこだわり、癒され、暮らしやすい家、素足のまま、素肌のまま触れあうことができる本当の意味での「木の家」を目指しています。
集成材や合板は接着剤の接着力により形成されている木質系木材。主要構造材に使用されると、接着剤の寿命が、家の寿命になります。高温多湿の日本の風土を考えると日本の住宅の寿命の短さと大いに関連しているのです。
日本の歴史ある木造建築物を思い浮かべてみてください。寿命の長さを100年、200年と証明しています。歴史をも証明する無垢材のみを使うことで、施主様の家を「孫」の代まで引き継ぎます。
職人の士気は最高
当たり前ですが、私達職人は絶対的に無垢の木で仕事をしたいと思っています。集成材や合板等、カンナやノミ、ノコギリを使うことのない「木質系木材」では、腕の発揮どころがありません。やりがいという意味では、天と地ほどの差があるのです。
やりがいは、家を商品ではなく作品へ変えます。年月を経るごとに深まる質感、30年後はアンティークデザインに。
VOC(揮発性有機化合物)0ゼロ。
長い時間を過す家を建てるということは「住む人」の健康を考え、守る家造りをしなければならないと考えます。集成材や合板等の木質系木材は、接着剤や塗料等から規制値以下(規制物質以外:トルエン、キシレン等は目標)ではありますが、VOC(揮発性有機化合物)が出ています。
このVOCの中でもシックハウス症候群の主な要因の一つとされているホルムアルデヒドは、特に要注意です。規制値以下の微量であっても、毎日吸引し続けることにより、体調不良を起こしかねないのです。その為現在では、24時間の換気が義務付けられています。しかし、高気密・高断熱という性能を重視しながら、24時間換気しなければならないという矛盾には考えさせられます。
当たり前のことですが、無垢の木はVOC(揮発性有機化合物)対象外。だから、永見工務店の家に使われている木材は全てVOC「0ゼロ」です。(設備機器、一部建具は除きます)
VOC(揮発性有機化合物)について
ホルムアルデヒド(F☆☆☆☆等のマークがついた材料)
アセトアルデヒド・トルエン・キシレン・エチルベンゼン・スチレン・パラジクロロベンゼン・クロルピリホス・テトラデカン・フタル酸-n-ブチル・フタル酸-2-エチルヘキシル・ダイアジノン・フェノブカルブ
これらは指針値(暫定目標値)であり規制ではありません。この指針値はあくまで「健康への有害な影響を受けないであろう」との判断により設定された値です。