断熱材の種類、性能の違いについて【HOUSE STUDY Vo.10】

永見工務店では、これから新築住宅を建てられる方やリフォームを考えられている方に、一生涯安心して過ごせる家造りをしていただく為の情報発信として「HOUSE STUDY」を掲載していきす。

皆様のお役に少しでも立てれば幸いです!


今回のテーマは・・・

長く快適に住む為のお家の断熱材(種類や違いについて)!<断熱材編>

今回のSTUDYは
”知識の一つとして、客観的に断熱材を知ろう

です。

自社で使っている断熱材以外はあまりよくない!”
”自社で使っている断熱材が一番!”(不勉強な営業マンに多い様な、、。)

みたいなことを聞きますが、それは本当でしょうか?
それは違います。それぞれにメリットデメリットが存在します。

これから家を建てようと思われる施主様へ!
情報の一つとしてご覧ください。

①繊維系断熱材

・グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、ウール等

②石油系(発泡プラスチック系)

・発泡ウレタン、ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、フェノールフォーム等

③その他

・コルク、畳、木、シージングボード、インシュレーションボード等々

①②③をまとめた断熱材の種類と規格表です!


A~Fと数値が低くなると断熱性能が上がります。
(この表ではFが一番断熱性能が高い)

以上断熱材でした!!

当然、これでは終わりません!


ここからが重要なポイントとなります。
1.施工部位(屋根・天井・壁・床・基礎)
2.厚み、密度
3.断熱工法

詳しく記しますと1.2.3で組み合わせが無数にありますので省略しますが、とにかく重要なのが断熱材の正しい施工です!
・どの様にして気密性を確保するのか
・気流の確保の有無(充填断熱と外張断熱の違い等)
・湿気に対しての対策、理論  等々

充填断熱、外断熱、ダブル断熱、トリプル断熱等の断熱施工方法(遮熱もありますが)がありますが、どれも重要なのが「壁体内結露」をおこさせないことです。
大手ハウスメーカーの、プレハブ住宅であればそれぞれのパーツがある程度工場で製作され、現場ではマニュアルに従い組み立てるだけなので施工上のミスは軽減されます。

しかし、現場施工が主となるメーカー、工務店の場合は、断熱施工者の力量に任せられます。

断熱施工を専門の業者に外注しているメーカー、工務店は良いと思いますが、断熱施工を現場の大工が行っている場合は注意が必要です。
下請け大工さんの場合、様々なメーカー、工務店の仕事を請け負う為、断熱工法も様々です。
全ての施工マニュアルを完璧に網羅していれば良いのですが、現実は、、。
これを疑い出すときりがないのですが、、、。

結論

断熱材は性能・価格・工法のバランスが重要です。どの断熱材が一番とかはありません。

重要なのは、信頼できる断熱施工者です!

”当たり前だろ”と思われると思いますが、とにかく断熱施工は「その、個別の断熱工法に合った」施工が大切なのです!

例えば、現場の大工さんに耐震強度の為にはねじを10cm間隔で止めなさいとあった場合、大工さんはしっかり理解できるのです。
しかし、断熱の理論を理解して施工してください!と言っても、実際のところ下請けの大工さんがどれほど理解しているか、、、。

その辺りをしっかり確認して家建てを依頼しましょう!!

永見工務店の大工さんは、全て社員です。社内講習で知識を共有、理解した者が棟梁として現場を任されますので、安心です!

毎月の会議で情報を共有しています。
断熱、地震対策、設備関係等、常に進化する工法にも迅速に対応しています!
(写真は、新型コロナ前です。)