家のメンテナンスについて【HOUSE STUDY Vo.15】

永見工務店では、これから新築住宅を建てられる方やリフォームを考えられている方に、一生涯安心して過ごせる家造りをしていただく為の情報発信として「HOUSE STUDY」を掲載していきす。

皆様のお役に少しでも立てれば幸いです!


今回のテーマは・・・

<家のメンテナンス編>

念願の新築住宅をご検討される際、皆様は何を重視されますか?

外観?間取り?設備機器?

どれもこだわりたい部分ですが、永見工務店が創業以来掲げているテーマの一つが「耐久性」です。
どれだけ素敵なデザインのお家を建てても、基礎となる構造体がしっかりしていないと、将来的に膨大なメンテナンス費が発生する可能性も…。

実際に過去の事例で、入居後20年で大幅な改修工事が必要となり、1000万円近くの修繕費が必要になった事例もあります。

そこで今回のSTUDY!
”家のメンテナンス”を知ろう”です。

大切なお家のメンテナンスには、どの様なものがあるのでしょうか?
普段気が付きにくい部分も含め知っていただければと思います。

家の耐久性を伸ばす重要な部分、1~4位を上げてみます。


1位~屋根

・瓦屋根~瓦自体はノーメンテナンスですが、瓦の棟部分などに使用されている漆喰は20年もすると一度確認が必要です。もしも漆喰が欠けている部分があれば補修してもらいましょう!

・ガルバリウム鋼板屋根~ガルバリウム自体に定期的な塗装が必要です。ガルバリウムがノーメンテナンスと思っている方が非常に多いですが、間違いです。15年以内ごとに再塗装してもらいましょう!

・スレート、カラーベスト屋根~定期の再塗装が必要です。スレートは寿命が短い為出来るだけ短サイクルのメンテナンスで耐久性を伸ばしましょう!最低でも15年以内ピッチで再塗装をしましょう!

2位~外壁

・サイディング~目地コーキング含め、15年以内には再塗装してもらいましょう!

・木~樹種により様々ですが、10年以内ピッチをお勧めします。メンテナンスのピッチが木ごとに違いが激しいので確認して行いましょう!

・タイル~ほぼノーメンテナンスで良いですが、下地がサイディングの場合、ジョイントシール部分を確認し、必要であればメンテナンスしていただきましょう!

・漆喰、珪藻土、ジョリパッド等塗り仕上げ~基本ノーメンテナンスですが、汚れが目立ってきたら掃除又は再塗装。剥がれている微分があれば補修してもらいましょう!下地がサイディングの場合、目地コーキングも見ていただきましょう!

・ガルバリウム鋼板~屋根同様です。再塗装が必要です!

3位~室内水廻り

・水廻り全般~水廻りで多いのが防水を担っている各ゴム関係です。配管のジョイントであったり、バスルームの壁のジョイントであったり、サッシの縁であったり等々。沢山の部分にゴム素材が使われています。おかしいな?と思ったらすぐに交換を勧めします。ゴムの劣化によって、水漏れの原因となります。

4位~その他

・シロアリについて~べた基礎の場合地は、地下からの侵入は非常に少ないと思われます。(標準工事の場合に限ります)メンテナンスというか、気を付けていただきたいのが、外部基礎廻りに物を置いたり、花壇をつくったり、木を植えたり等、基礎立ち上がり部分を日蔭、又は隠してしまう行為です!
この行為は、シロアリが日光にあたらずに基礎立ち上がりを登ってしまう環境をつくってしまうからです。登ってしまい、木部に達してしまうとそこから被害は広がります。
重要なのは、基礎の周りの風通し!です。気を付けましょう!

↑白蟻の蟻道

上記1~4は定期に必ず行った方が良いです!(⌒∇⌒)

その他は、一般的には意匠性に絡む部分が多いです。その都度メンテナンス、補修を行いましょう!