本来、家に求めなければならない最高性能は

「耐久性」ではありませんか?

木造建築の最高峰 神社仏閣建築に学ぶ

超高耐久住宅

KAMIKI

家に求めるべき最高性能

私達が考える、家に求めるべき最高性能は「構造体の耐久性」です。どんなにレベルの高い、省エネルギー性能、耐震性能、断熱性能、等々があっても、基本となる構造体の寿命が短ければそれを発揮し続けることはできません。

人生100年時代へ突入しつつあります。30~40年後、1000万円を超える様な高額メンテナンスが前提の構造体では、老後の生活が不安です。最低でも60年間、ノーメンテナンスの構造体が必要です。

KAMIKI
が実現すること

耐久性を追求し辿り着いたのは神社仏閣建築

現実として日本の住宅は短命です。しかし、同じ日本の木造建築でも、確実に100年というスパンで耐久性を実現する木造建築があります。それが、神社仏閣建築です。世界最古の木造建築「法隆寺」には、約1300年前の檜が65% (昭和の大改修後の数値) も現存しています。(私達専門家からすると、異次元の耐久性です!) これは極端な例ですが、100年・200年程度前の木造建築物は多数現存します。

神社仏閣建築の核として使われてきた木材が「檜・地松」です。「KAMIKI」は、神社仏閣建築に学び、構造にまつわる木材(土台・大引き・柱・梁桁・筋交い・根太・垂木・間柱等々)全てを、「檜・地松」に限定することにより、高い耐久性を実現しました。

         

最も神に近い木
~ 檜 ~

日本書紀には「スギとクスノキは船に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい」と書かれています。太古から神社仏閣建築には欠かせない存在とされ、「火の木・日の木・霊の木」等を語源とし、限りなく「神に近い木」とされています。

POINT 01 歴史が証明する驚異の耐久性

世界最古の木造建築「法隆寺」を1300年支え続けたのが檜です。実際に1300年前に伐採されたとされる檜が現存します。檜はその特異な性質上、伐採後200年程度強度を増し続け、その後穏やかに強度は減りますが、1000年をかけて伐採直後の強度になるという研究結果がでています。1300年前の法隆寺の檜は、現在伐採された檜と強度が変わらないと言えるのです。

KAMIKI 総桧仕様例
日々の温泉水にも耐える檜風呂

POINT 02 防虫、殺菌効果

白蟻や木材腐朽菌に対する耐久性に非常に優れている。木造住宅の土台として使う木材は防腐・防蟻処理剤で処置をしなければならないが、檜はケヤキやヒバと並び処置なしでの使用が認められている。 カビ類、枯草菌、ブドウ球菌、大腸菌等の細菌類に対し、檜材の精油は100~1000ppmの濃度で抗菌性を発揮します。 檜自体が持つ抗菌性を生かし、ヒノキ風呂・寿司屋カウンター・まな板等、水廻りにも使用できるほど水にも強い。

POINT 03 身も心も浄化してくれる フィトンチッド(森林浴効果)を多く含む

森に入ると清々しい気持ちになり、深呼吸をしたくなります。それは、樹木が発散する芳香で「フィトンチッド」という、浄化作用によるものです。 フィトンチッドは、樹木が様々な害虫や細菌等から自らを守るために持つ物質で、防虫・殺菌・消臭・脱臭効果があります。この成分は、人にも良い成分であると化学的に実証されていて、交感神経の興奮を抑えることにより、気持ちを落ち着かせる、呼吸を整える、不安の解消、不眠の解消、身体機能の改善等様々な効果が認められています。

         

百樹の王 ~ 地松(国産松) ~

松の名は、天から神々が地上に降りることを「待つ」ことであるとされ、昔から神聖な木とされてきました。また、季節が変わっても常に緑色を持つ事から「おめでたい木」とされ、門松や松竹梅等、縁起の良いものとして親しまれ、「百樹の王」という異名を持っています。

POINT 01 地松の強さ

日本古来の神社仏閣、民家の梁や桁には多くの地松が使われてきました。地松は密度が高く、他にはない粘りと強度を合わせ持ちます。屋根を支え、その下の生活空間をつくる梁は、地松が最適とされてきました。 大空間を支える梁丸太は意匠的にも美しく、日本建築になくてはならないデザインの一つです。

POINT 02 粘りと耐久性

地松の赤身材は水にも強く、かつては水道管として使われた地域もあるほどです。又、鉄道の枕木として使用される等、非常に厳しい使用環境にも耐えうる木材といえます。

POINT 03 希少価値

日本人と松との歴史は古く、古事記や万葉集にも登場します。数々の歌や風景画等、日本人の生活や美意識にも密接な関係がある木とされ、化粧木材や鑑賞樹木として今もなお私たちの生活に深く関わっています。また、岩山の風雪に耐え、毅然と立つ松の姿は、健康で長寿延命の象徴とされています。一般に、建材として使われる松はほとんどが米松(北米産のダグラスファー)ですが、地松は米松と比べ強度が高く、神社仏閣建築など、強度を長く維持する必要がある建造物では現在でも「地松」が指定されます。

しかし、近年では純林が減少し、生産数が少なく伐採時期も限られているため、全国的に流通量が少なく希少です。希少であるが故にとても高価で、一般住宅で使いたいというユーザーは多いが、それを実現するのはとてもハードルが高くなっています。

         

木を知り、原点へ。
木材乾燥へのこだわり

伐採されたままの木は、住宅用建材として使用するには含水率が高くそのままでは使えません。乾燥していない木を使うと、建てた後から乾燥し始めます。木は乾燥の過程で伸縮し、曲がりやひわりが発生します。よって、住宅用建材として使用する前にしっかりと乾燥させる必要があるのです。

乾燥の方法には、「自然乾燥と人工乾燥」があります。自然乾燥はその名の通り自然に乾燥するのを待ちます。理想的な乾燥方法の一つと考えますが、自然乾燥では乾燥度合いに限界があります。木材加工技術の進歩により、非常に緻密で精度の高い加工が可能になった現在では、自然乾燥での含水率では、その精度を活かしきれないのが現状です。

よって、当社でも人工乾燥木材を使用していますが、現在流通している人工乾燥木材の多くは機械操作マニュアルに沿って、120℃程度の高温で一気に乾燥させるものです。しかし、様々な個性を持つ木を一律に機械乾燥させると、木によっては、内部が割れる「内部割れ」を引き起こす原因になります。

人工乾燥といっても、相手は自然木です。樹種ごとに温度と湿度の調整が大切です。乾燥と一言にいってもただ早急に乾かせばよいというわけではなく、樹種や生育環境、季節などに応じて乾燥プロセスを適切にするといった高い乾燥技術が必要です。

当社の人工乾燥木材は機械任せにするのではなく、人が手をかけ、乾燥の進展度合いを把握しながらその時々に人が微調整します。そこまで細かく人の手が入るので、各々の木材の欠点を取り除き、より精度が高く耐久性の良い木材にすることが可能なのです。

               

乾燥機の中の温度と湿度は、樹種や厚さ、乾燥を始める前の含水量等によって欠点材を出さないように乾燥スケジュールを組み合わせていきます。 機械任せの人工乾燥ではなく、人が手間をかけ、樹種や季節に応じた独自の乾燥スケジュールで乾燥させることにより、防虫・殺菌・抗菌・消臭・強度・耐久性等、各々の木の特性を殺さず、良さを最大限に引き出した状態でお届けしています。

木も深呼吸します

100年以上の耐久性を求められる神社仏閣建築に、絶対条件として求められるのは、「構造木材が常に動く空気と接する環境を造る」事です。 「KAMIKI」は、断熱構造を「外断熱壁通気工法」にすることで、神社仏閣建築と同様に、構造木材である「檜・地松」が「常に動く空気と接する環境」を実現しました。

動く空気に包まれた「KAMIKI」の「檜・地松」は、心地よく深呼吸を繰り返し、「木の香り・ぬくもり」と共に、住む人の時を刻み続けます。

家は消耗品ですか?

現代建築においての神社仏閣建築と住宅建築の違いを考える

元来「神社仏閣・住宅」共に「後世に いかにして引き継ぐか!」を最高性能として建築されていましたが、住宅に関しては構造用合板の登場により、「寿命」が決まってしまい「消耗品」以外の選択肢はなくなりました。 この先どれだけ合板の性能が良くなったとしても、「短期で劣化しない」合板が、購入可能な金額で登場しない限り、「消耗品」としての性質は変わらないと思います。

1000年の耐久性を求めるわけではありません。せめて老後100歳になるまで不安のないメンテナンス費で、風雨や地震から住む人を守る「耐久性」を実現しなければなりません。

家は30~40年程度の「その場しのぎの快適性能」にこだわるべきではありません。

老後の安心した暮らしを実現する、「最低でも60年の耐久性」を持たせ、その上で必要な「快適性能」を持たせるべきです。

家の寿命
KAMIKI/檜 」 と
「 一般住宅/構造用合板 」

現代技術の粋を集めた人工成型木材「構造用合板」ですが、耐久性を重視する神社仏閣建築では一切使われません。

家の寿命は構造材により変わります。ほぼすべての一般住宅において構造用合板が使われます。よって、構造用合板の寿命が家の寿命となります。構造用合板は木の端材やチップ等を接着剤で張り合わせた人工成型木材です。接着力は、初期値性能を最高とし、徐々に劣化し続けます。構造用合板の初期値性能を60年間ノーメンテナンスで維持することは不可能です。60年というスパンでは、大規模なメンテナンス(取替え)が必要となります。

KAMIKIの「檜・地松」と一般住宅の「構造用合板」は、本来比較対象にすらならない木材ですが、住宅の「主要構造材」という用途では同じ使われ方をします。

CHECK POINT 合板と檜の違いを知る

「一般住宅」で使用される構造用合板。劣化が激しく、長期間住み続けるためには大幅なメンテナンスを行う必要があります。合板で家を建てる際には、メンテナンスを含めた維持費を考慮しなければなりません。
「KAMIKI」で使用する「檜」の構造材。合板とは比べ物にならない長期耐久性を誇り、時間経過によって強度を増すという特異性があります。防虫、殺菌効果にも優れているため、老後の安心や次世代への引き継ぎを想定した家の建築に最適です。

「構造材の妥協」を許さない「KAMIKI 檜・地松」は、

大切な家を孫の代まで引き継ぎ次ぐことをお約束します。

大規模メンテナンスは
必要ですか?
KAMIKI

「 一般住宅 」

メンテナンスの工事費を左右するのは「下地材」

住宅ローンを払い終える35年間と、老後の生活25年間。合計60年間建物を維持するために行うメンテナンス費用を積み立てておく、又は、当初購入費用に含めるよう勧める考え方もありますが、そもそも、なぜ大規模なメンテナンス工事が、必要(前提)なのでしょうか?それは、主要な構造材に「構造用合板」が使われているからです。

主要構造材 KAMIKI 一般住宅
屋根
瓦・ガルバリウム鋼板等の下地材
構造用合板
耐力壁
地震対策用
構造用合板
外壁
サイディング等の下地材
構造用合板
フロア板の下地材
構造用合板
その他
手摺・棚・エアコン等の下地材
構造用合板

共通して言えることは、「下地材」である事。

この部位を取り替える場合、仕上げ材を剥がしてからの取替になります。よって、工事費は「高額」にならざるを得ません。

CHECK POINT KAMIKI 」は
高額な大規模リフォームが不要

ただ建てるだけではない、住む方の将来をサポートする「 KAMIKI

住宅ローンを払い終える35年以後は老後の生活があります。そのタイミングで構造材から取り替える、「とても高額な大規模リフォームが前提になる住宅」だと、老後の生活は非常に困ると思います。

「KAMIKI」の主要構造材は「檜・地松」である為、最低60年間大規模なメンテナンス工事は不要です。

「KAMIKI」は「経済的にも安心した老後の生活」を力強くサポートします。

KAMIKI BASIC PERFORMANCE

構造 超高耐久 総ヒノキ造り
断熱 外断熱壁通気工法(内外2重通気)
省エネルギー ネットゼロエネルギー住宅 ZEH仕様(創エネとの併用による)
健康対策 シックハウス対策(VOC~規制値以下ではなく、限りなくゼロへ)
地震対策 減震構造20年保証
防蟻対策 シロアリ対策20年保証
地盤対策 地盤調査20年保証

60年間メンテナンスフリー主要構造材の詳細は以下となります。

※主要構造材【べた基礎、土台、大引き、柱、梁桁、束、母屋棟木、筋交、まぐさ、間柱、垂木、根太】


  • ・当社主要構造木材においても、一般的に必要とされるメンテナンスを行わず発生した、木材の劣化、腐食等は対象外となります。
    (シロアリ対策を含む)

  • ・屋根、壁、電気、給排水、ガス設備等、全ての部材おいて、一般的に定期のメンテナンスや取替が必要とされる部材については、一般住宅同様に必要となります。

注意:HP内の「KAMIKI」ブランドにおいて、当社が主として比較している構造材の耐久性は、KAMIKI標準木材「桧・地松」と、一般住宅「構造用合板」の劣化速度の違いによる耐久性比較です。一般住宅で構造用合板が使われる部位において、桧・地松を使用することにより、耐久性が飛躍的に伸びることを記しています。

※上記以外の仕様は、お問い合わせください

私達は家を「引き継ぐ」「価値あるべきもの」と定義し、その信念を「KAMIKI」に込めました。