新築の外壁~下地編(構造材)【HOUSE STUDY Vo.5】

永見工務店では、これから新築住宅を建てられる方やリフォームを考えられている方に、一生涯安心して過ごせる家造りをしていただく為の情報発信として「HOUSE STUDY」を掲載していきす。

皆様のお役に少しでも立てれば幸いです!


今回のテーマは・・・

長く住む為のお家のメンテナンス費<外壁~下地編(構造材)>

念願の新築住宅をご検討される際、皆様は何を重視されますか?

外観?間取り?設備機器?

どれもこだわりたい部分ですが、永見工務店が創業以来掲げているテーマの一つが「耐久性」です。
どれだけ素敵なデザインのお家を建てても、基礎となる構造体がしっかりしていないと、将来的に膨大なメンテナンス費が発生する可能性も…。

実際に過去の事例で、入居後20年で大幅な改修工事が必要となり、1000万円近くの修繕費が必要になった事例もあります。

そこで今回のSTUDY!
”外壁下地構造材の耐久性」の違いを知ろう”です。

普段の生活では見る機会は多くありませんが、365日雨風を防いでくれる大切な外壁。その下地構造もさまざまな種類がありますが、住宅の耐久性に影響を与える、下地構造の違いはなんでしょうか。

まずここでご理解いただきたいのが、外壁を打ち付けるのは下地材ですが、その下地材は必ず本体構造につながりますので、

外壁の下地=主要構造体 とします。

主要構造体は大きくは以下に分けられます。

一般住宅=無垢木材・集成木材・構造用合板・木質系パネル等を組み合わせた構造体 (組み合わせ方は様々です。)

②ハウスメーカー=軽量鉄骨と構造用合板を組み合わせた構造体

③永見工務店「KAMIKI」=無垢木材(自然のままを乾燥させて加工した木)のみを使用した構造体 

※①②の集成木材・構造用合板・木質系パネルを簡単に分かり易く説明しますと、木のチップ・端材等を接着剤で張り合わせた「人工成型木材」です。

集成木材の拡大写真↑ 接着層が何層もあります。
集成木材を実際に組んだ写真です。柱や梁桁も接着層があります。壁は構造用合板です。
構造用合板です。

一般的には①②の工法(合板パネル)で建てられている家がほぼ全てですが、永見工務店はごく少数派ではありますが(集成材構造用合板を使用しない)項目にあたりますので、③に入れさせていただきました。

以下詳しく説明します。

 

【①無垢木材・集成木材・構造用合板木質系パネル等を組み合わせた構造体】

以下、施工例です。

集成木材+構造用合板で構成されている
構造用合板でおおわれる木質系構造
2*4 2*6等、木質系パネルで構成する家。

構造用合板集成材も一応「木」ですので、一般的には「木の家」と呼ばれます。
現在では、集成材・構造用合板・合板パネルを組み合わせる工法がほぼすべての家に採用されています。

(まったく合板を使わずに家を完成させている建築会社は、現在ほとんどありません!)

【 ②軽量鉄骨と構造用合板を組み合わせた構造体】

以下、施工例です。

構造体は鉄骨になります。
この鉄骨の上に構造用合板を打ち付けます。
壁も同様(鉄骨+構造用合板)になっています。

上記は、大手ハウスメーカーに見られる構造体です。

【③無垢木材のみを使用した構造体】

以下、施工例です

自然のままの木のみで構成される構造体。
パネルなども使いません。
細部にわたり、全ての木が自然のままの木「無垢木材」です。

【検証】

ここで、テーマの「耐久性」に焦点を合わせます。分かり易くするため以下のように判断基準を設定しました。

=100年以上前の建物が現存し、その建物は今後も使用可能である

=60年以上前の建物が現存し、その建物は更に数十年程度は使用可能である

=60年以上前の建物が現存し、その建物は寿命が近いと思われる

=30年程度前の建物が現存し、その建物は初期値性能はないが使用可能である

構造材に当てはめてみますと!

 にあたるもの=国産木材 桧・地松

 にあたるもの=鉄骨・輸入木材(日本の気候に合わない樹種は×です)

 にあたるもの=集成木材

 にあたるもの=一般構造用合板・構造用合板使用のパネル

要するに耐久性に焦点を当てると、集成木材・一般構造用合板・構造用合板使用のパネル人工的に造られたものに60年以上の耐久性を求めるのは厳しいということです。


※上記は外的要因がない、「自然の経年劣化」を基準とします。

だんだんわからなくなってきましたね!(⌒∇⌒)
ここから簡単に説明します!


前記、①②③に当てはめてみますと

①一般住宅~構造用合板の耐久性に疑問が残る = 良 or 可

②ハウスメーカー~構造用合板の耐久性に疑問が残る = 良 or 可

③永見工務店「KAMIKI」~桧・地松の耐久性は60年以上ある = 

【結論】

③無垢木材(自然のままを乾燥させて加工した木)のみを使用した構造体が歴史的に見ても最良で、安心です!!

前回の【HOUSE STUDY Vo.3でも結論として挙げましたが
接着剤で張り合わせて成型した全ての合板や、パネル「初期値性能」を最高値とし、必ず「劣化」します。
これは逃れようのない事実であり、現実として構造用合板が初期値性能を60年も維持するなど、建築家、現場関係者を含め言い切る人はいません。

しかし、「神社仏閣建築」等、国産無垢木材で建築された建築物は100年以上前の建物は多数あります。
耐久性の高さはその「歴史」が証明しているのです!


永見工務店のテーマの一つが「超高耐久住宅」です。

ここまで読んで頂いた方で察しの良い方はもうお気づきですね??

永見工務店のオリジナルブランド「KAMIKI」仕様の新築住宅の木材は全て「無垢木材=国産桧・地松」が標準仕様です。

世界最古の木造建築物 「法隆寺 五重塔」 には実際に1300年前の「桧」が現存します。


現在でも、神社仏閣建築等、耐久性を重視する木造建築物では、集成材や構造用合板は一切使われません!

永見工務店の「KAMIKI」なら、「老後の生活も安心」で、「孫の代まで引き継ぐ家造り」が出来ます! 

外壁下地材(構造材)は 国産桧・地松に決まりですね!!